HarrisonOak’s diary

76年生まれ、妻と息子、娘と犬の五人暮らし。IT系(SAP)の仕事をしている。趣味はギター、マンドリン合奏。

HarvardBusinessReview:June, 2020実験する組織[2]

後半を読んだ。面白いと思ったのはまず教育の記事で学習ツールの開発でデザイン思考の話が出てきたところ。そしてフィードバックの収集。改めて主流な考え方だなぁ、と思う。偏見をなくす、という記事も真新しさは感じなかったが、多様性をどのように実現するのか具体的な話が記載されているので、採用関係者には良いかもしれない。

 

個人的に一番響いたのは個人情報の記事で「人間は、複雑性すぎてどうしたら良いかわからないと感じた場合、判断を放棄しがちである」というところ。世の中はどんどん複雑化し、人間が判断出来なくなりつつある。シンギュラリティに到達してAIが人間を凌駕したり支配するなどとは思っていないけれど、人間が作り上げるものがどんどん難しくなることによりそれを理解できる人間がどんどん少なくっていくように思う。この記事では個人情報に焦点を当てて複雑性の議論をしているけれど、個人情報に限らず、複雑性の果てに何があるのか、最近はとても気になっている。