HarrisonOak’s diary

76年生まれ、妻と息子、娘と犬の五人暮らし。IT系(SAP)の仕事をしている。趣味はギター、マンドリン合奏。

HarvardBusinessReview:July, 2020リーダーという仕事[1]

リーダーシップというと巷に溢れている。複数の記事で共通で書かれていたのは例えば部下を尊重するということ、「問い」の重要性、状況に応じて変化するということ。リーダーシップというと昔はもっと力強く導いていき下はついていくイメージで、力の作用が一方的なのに対し、現代はもっと相互作用的というところが違いのような気がする。まず、リーダーが全てを把握しているということはない。求められることが複雑化、多様化しているので、リーダー1人でが全てを把握というのはそもそも無理なのだ。代わりに相互で働きかけていく必要があり、そのためには自律性・自発性が必要で、上から一方的に与えるのではなく自分で成長してもらうために与えるのは「問い」になる。そして何と言っても昔と違うのは時間、変化のスピードで、短い時間でよりドラスティックに状況が変わるため、状況に応じて判断、あるいは動き方が変わることが求められる。

 

ただ、このことを書いていてふと、これって子育てと同じかも?などと思った。子育てで大事なのは子供を尊重すること、子供に教えるのではなく子供が学んでいけるようにすること、そして成長に合わせて大人も対応が変化していくことで、そうやって考えるとわざわざビジネス本を読まなくても自分の家庭に置き換えて考えてもいいのかもしれない。どちらも実践が難しいというのも同じだ。

 

ちなみにHBRを読んでいると、特集記事以外が面白いことが多い。特集記事は複数の記事があるので多面的な味方ができるのも事実だが。今回はまずAIの話が、これって結局DXのことだよな、と懐かしかったことと、表彰がかえって悪影響を与えるという小さな記事が面白かった。

  

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